「海の博物館」見学#1
2016年 08月 18日
今年の夏は伊勢志摩と岐阜に行ってきました。
初日のメインは志摩の「海の博物館」。内藤廣さん設計によるもの。建築関係の賞を色々取っているだけでなく、建築以外の分野からも高い評価を受けている施設です。
鳥羽バスセンターからローカルバスで向かいましたが、バスの停留所は道路脇だけではなく、スーパーの駐車場に入っていったり、高齢者施設の車寄せに入っていったり、実にのんびりした運転コースです。
途中で乗ってくるお年寄りは、皆さんお友達のようで、会話を聞いているだけでこちらも寛いでしまいました。
道路は山のほうを走り、漁港まで坂を下りていって停留所でお客さんを乗降させ、来た坂道を上って山のルートに戻っていきます。海の博物館も山のほうからアクセスしていきました。敷地内の坂道を下りていってたどり着いた停留所からは、海は見えません。
意外ではありましたが、念願の「海の博物館」が見られるとあって、海との関係は気にもしませんでした。
展示棟とカフェの間に薄くかかっている庇がエントランスです。
庇の柱を石積みの中に隠し、鉄板で出来た庇を浮いているように見せています。
鉄板を放射線状に配したデザインは、漁師が網を海に投げ込んだときのイメージ?
中に入ると、木の集成材によるダイナミックな架構が目を奪います。ですが、展示も負けていません。
by seeds-archi
| 2016-08-18 22:47
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