大好きだったビルのファサード

私が進学で東京に出てきて、新宿を歩いたときに「なんかカッコいい」と思ったビルの横を通ってきました。





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スマホで撮ったのですが、この写真を見ると、、カッコいい??って感じですね。。


昔は、外壁を2層分えぐって、小さな中庭をつくり、そこにしゅっと伸びた株立ちの木が植えて、内部のカフェ席から鑑賞できるコンセプトでした。道を行きかう人にとっても、植物が建物の威圧感を軽減しているようで素敵だったのです。








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当時の樹高や葉張りも、この正面写真の半分くらいだったと記憶しています。小さな中庭にすっぽり納まっていました。


今見ると、中庭の上には軒天井があって雨が落ちてこないから、光と水を求めて中庭からはみ出していこうとしています。




それから、確か当時の外壁は、クリーム色のタイルだったと思います。正面写真の開口を縁取っているタイル、これが全体を覆っていたと思います。クリーム色のタイルと新緑の緑がとても似合っていました。それが外壁補修の工事で茶色のタイルにしてしまったんですね。




この通りは道の幅と建物の高さの関係で、少し暗い印象のある通りです。そこに沈んだ色のタイルはやっぱり違うんじゃないかと思ってしまいます。




植物の成長を予想するのは難しいですから、いつまでもビルをきれいに演出してくれるのは難しいかもしれません。
でも、中庭に屋根が無かったらとか、、当初の設計の意図を汲むことは出来なかったのだろうか、とか、色々考えてしまいました。
30年以上前、この建物のファンだったので、ついつい。


(白崎泰弘)

by seeds-archi | 2016-05-02 22:43 | Diary

一級建築士事務所シーズ・アーキスタディオの日々の出来事など


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