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プレカットのチェックと現場発行図面

木造の場合、骨組みの部分を製材所でのプレカットで仕口(継手のほぞ加工など)をつくってきたものを使います。プレカットするためには図面で設計者に確認をとることになります。



今の時代、図面はメールで送られ、こちらからの赤チェックもメールに添付して返します。


どのプレカット業者も、伏図(柱梁を平面的にプロットしたもの)と軸組図(柱梁を立面的に表現したもの)が連動したCADソフトを使っていて、相互の間違いはまずありません。


しかし設計図の読み間違いは人的作業ですから往々にしておきます。


今回の場合、1階が店舗ということでコンクリート土間に直接土台を置く箇所があるのですが、業者さんが間違えて、コンクリートの立上りがあるつもりで、描いてきました。そこで赤チェックを入れたわけですが、赤チェックが細かすぎてそのチェックもまた、読み間違いを起こすかもしれない感じでした。


いっそのこと1/50設計図のCADデータから判りやすい施工図を起こした方が確実だと判断し、部分的に1/10の図面を作成して赤チェックと共に返すことにしました。


b0383324_22573448.jpg







設計者が行う監理とは、工事監督と混同されがちですが、設計意図を現場に確実に伝えることが主な仕事になります。伝える方法は千差万別で、今回のような現場発行図の作業もまた、監理の一つになるわけです。


(白崎泰弘)

by seeds-archi | 2015-03-11 20:15 | Essay

一級建築士事務所シーズ・アーキスタディオの日々の出来事など


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