古材再生の見学
2014年 10月 20日
このところ追い込みに入っている案件が続いているのですが、先週末はその合間を縫って、家づくり学校2年の見学コースに参加してきました。
会のメンバー安井さんが講師となって、石膏ボードの中間処理施設、古材屋さん、古材をうまく取り入れた安井さんの住宅作品を見て回りました。
安価な建材である石膏ボードですが、その石膏のうち今現在は、10%がリサイクル材料なのだそうです。見学した工場では、解体で発生した石膏ボードを石膏、紙、表面に張り付いている壁紙等の仕上げ材に分ける工場です。
オートメーショーン化が進んでいますが、どうしても手作業になる部分があり、粉塵が舞うなかで仕事をしていらっしゃいます。この作業は10分以上の連続仕事にはならないよう交代でやるのだそうです。この作業をみると、石膏ボードの成分のうちリサイクル分が10%以上にならないのも理解できます。
お話では「壁紙は取り除きやすいが、しっくいなど厚塗の塗料が分解しにくい」のだそうです。
リサイクルの現実を目の当たりにした後、古材屋さんへ。倉庫のようなお店の中に、これを使ったら、とわくわくするようなものがいっぱいありました。
写真は、筆返しのついた書院棚。
その後、安井さんが実際にどうやって使ったか、安井さん設計の住宅に案内してもらいました。古材はそのままでは使えないので手を入れ、新しい部材は古材と馴染むように色などに細心の注意を払い。。さすが安井さんと感嘆してしまったのでした。
(白崎泰弘)
(白崎泰弘)
by seeds-archi
| 2014-10-20 16:39
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