桜川の家・プラン色々

案を模索する時、与えられた条件のうち守らなければいけないものと「一旦置いておいて」の要望を選別する必要があります。





今回の場合、2世帯住宅のうち、親世帯は高齢者対応を意識しなければいけませんから、水平にプランが展開しなければなりません。それも、家族によっては動線を短く、曲がる回数を少なくする必要があります。そうすると、中庭型のプランはまず出来ません。




バラエティに富んだ案を提示しようと思うと、LDKの位置を変えてみるというのが方法の一つです。




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A案。キッチンを扇の要に、ダイニングを南、リビングを西に配置した案です。







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B案。A案と同じくキッチンを扇の要に。今度は、ダイニングを東、リビングを南に。ここでは、外から建物をくぐって、デッキに出られるルートをつくりました。






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D案。玄関から見て個室を手前にLDKを奥にした案。個室にいる時間が長い場合は、適した案です。






採用されている案は、これらのどれでもなく、C案と呼んでいるもの。それをさらにブラッシュアップしてF案まで行きました。




1階の世帯がよくても2階世帯がダメという案もでてきます。例えば、防音対策上、公室(LDK)の上は公室、個室の上は個室というのがあります(もちろん、ライフスタイルによって例外もある)。そのルールを守ろうとすると、上の世帯の好みではないような案になったり。




外観デザインもよくて、100%お客様の要望が入っていて、さらにはその空間に入りこむと気持ちがよくて・・・、というわけにはなかなかいきません。




大事なところが出来ている案をベースに、少しずつ少しずつ、プランを練り上げていくしかないのだろうと思います。


(白崎泰弘)

by seeds-archi | 2013-06-16 15:29 | News-桜川の家

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