「木造住宅の耐震診断と補強方法」講習会

2ヶ月ほど前のことですが、東京建築士会主催の「木造住宅の耐震診断と補強方法 講習会」を受講しました。



木造の戸建住宅のリフォームの場合では、どうしても既存建物の耐震性が心配になります。
そこをどう評価して、どう補強すべきか…?
以前から、それを体系的に把握しておきたいという思いがあり、今回の受講となりました。
リフォームで役立つ簡単な耐震補強のノウハウも勉強できるかも(!)という期待もこめて…。



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建築基準法の耐震基準は、1981年、2000年の法改正で厳しくなったので、それ以前の建物は現行の基準を満たしておらず、耐震性が劣る可能性があります。



確認申請を伴うような大掛かりなリフォームの場合、新築と同等に建築基準法を満たすことが求められるため、多くのケースで耐震補強が必要になるのです。



2000年の法改正で、構造耐力壁部分の柱・梁の接合部に金物を取り付けることが義務化されました。リフォームではそのためには、いったん壁や天井を撤去しなければなりません。
部分的な改築や増築のみのつもりでも、それが建物全体に及んでしまうので、思った以上に大掛かりな工事になりますし、費用もかかります。



先ほど書いた「簡単な耐震補強のノウハウ」とは、そこまで大掛かりにならない方法はないかしら、と思っていたわけですが、やはりそうはいかないようです。



結局のところは、設計者がその都度、状況に応じて補強方法を考えるしかないのです。
それも設計者に求められる職能だということを再認識しました。



この講習会を受講した人は、希望すれば日本建築防災協会の「耐震診断・耐震改修技術者」として登録されるそうです。
協会から依頼を受けた場合に、耐震診断と耐震補強の実務にあたることになります。
いずれ登録しようと思っています。
(白崎 治代)


by seeds-archi | 2012-12-22 06:00 | News

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