2階建て+ロフトから3階建てに!

以前に書いた記事の中で“都心で小さめの敷地”というのがありましたが、プレゼンの後、早々に設計契約を頂きました。
その敷地からは東京スカイツリーが望むことができ、私たちの案は道路からは見えない位置にルーフテラスがあるのですが、そのテラスからスカイツリーが見える予定になっています。

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                   敷地から見たスカイツリー



当初頂いていたお話では、予算をまもって、できるだけ床面積をということでした。総2階にしても、階段部分を除けば今住むマンションとさほど変わらない面積になってしまいます。そこで、私たちは2階+ルーフテラスにつながる大きなロフトを提案しました。





ルーフテラスが2階からも“ちら見”できる関係が決め手となって私たちが設計をすることになったのですが、何回か打合せをしたところで、「実は3階建てにできないかなぁと・・いかがですか?」と打診されました。




予算のことが重しになっていたので、晴天の霹靂でした。木造の場合、3階は構造事務所に入ってもらって、詳細な構造計算を行わなければなりません。ということで設計料が上がってしまいます。
3階建てになると、ロフトで割安感のある床面積(法的には面積不参入・天井高さ1.4m)を稼ごうとしていた部分がまるまる工事費として計上されます。
何よりも、敷地がせまいところで、建物がノッポになると、全体に対する外壁工事費のパーセンテージが増えてしまい、床面積の坪単価が上がってしまうのです。



お客さまのお話をじっくり聞くと、ご自分たちの生活スタイルには「総2階+ロフト」では無理があるということが理解できました。それは、けっして贅沢なリクエストでもなく、今の生活や、数年後のお子さん達の成長を冷静に分析したものでした。
もちろん、コストアップも承知のうえでのご要望でした。



そこで、方針を大きく変更して、現在は実施設計をまとめる段階に入ってきています。



とても仲の良いご家族で、打合せも実に楽しくやらせて(・・・愉快といったほうが正しいかも)もらっています。

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                          当初の2階+ロフト案



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                             3階建て案



2階建てのときはロフト扱いになるように、外観のシルエットが少し凸凹していましたが、3階になってからは外観がシンプルに。お客様が好みだという濃いグレーを塗ってみたら、シンプルなフォルムと実にマッチしました。いい感じです。
(白崎泰弘)


by seeds-archi | 2011-12-29 22:51 | News-亀戸の家

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