設計のこぼれ話 −本棚地震対策−

「大倉山の家」の階段のホームライブラリーを設計したときの話。



初めに話を伺ったとき、ご家族みんなが本好きとのことだったので、「本を楽しめる特別な場所をつくりたい。」と真っ先に思いました。でも独立したライブラリーを設けられるほど、面積に余裕がありませんでした。そのとき、「階段に座っちゃえば?」と思い至ったのです。
設計が進んできたある日、施主様から、「地震のとき階段に本がたくさん落ちてしまったら、暗い中で逃げるとき、邪魔だし危ないのでは?」とのお話。
もっともなご指摘です! さあ、どうしよう?





とっさに思いついたのは、食器や化粧品のお店の陳列棚にあるような、落下防止のバーでした。



でもバーがあると、本の出し入れのときに邪魔になるし、入れられる本の高さをバーの分だけ低くしなければならず、棚全体の高さを有効に使えません。



—棚板に穴をあけて、脚のついたバーを差し込んでおこうか・・・?



—でも、何かに引っかかって、勝手に取れてしまうかもしれない・・・。



悩んでいたとき、便利な金物を見つけました。



普段はバーがロックされていますが、上に少し引き上げると、ロックが外れて手前に倒せるというスグレモノです。これで問題解決です。今後も使えそうな便利グッズです。(倒したところの写真がなくてすみません・・・)



(白崎 治代)



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                落下防止バーをつけた本棚


by seeds-archi | 2010-01-15 13:34 | Essay-設計のこぼれ話

一級建築士事務所シーズ・アーキスタディオの日々の出来事など


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