杉板の色サンプルつくってみました

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自然塗料で有名なオスモさんにお願いをして少量の色サンプルを頂き、実際の壁・天井に使う杉板に実験してみました。
(とある塗装屋さんが有料で通販にしていましたので、無料サンプルを頂けるのは設計事務所の特権かも)

実験のポイント
・杉の源平(赤みと白太が交互に出ているもの)に、どの色を塗ると目立たなくなるか
・窓の額縁に使う米栂にできれば同じ色を塗りたいが、どの色が適切か
・使おうとしているワンコートオンリーは重ね塗りをすると、どの程度木目がつぶれてしまうか

塗ったのは3色
・シーダー(和名:杉)
・パイン(和名:松)
・ヘムロックファー(和名:栂)

その3色を実験してみたのが、下の写真。
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左から、杉の源平素地。黄色のテープをはさんで、米栂にシーダー、パイン、ヘムロックファーを塗ったもの。杉の源平にシーダー、ヘムロックファーを塗ったもの。杉の準不燃処理材にシーダー、パインを塗ったもの。

杉の源平に対して、ヘムロックファーだとうっすら赤白が感じられる。米栂に対してはヘムロックファーが一番木目が感じられる。米栂は目が素直で大人しいため、シーダーを塗ってしまうと遠目からは塗りつぶしているように見える。
という結果でした。
後は、実際に使うところの自然光の量などで印象が決まってきますので、現地確認の上で決定です。
また、オスモのリーフレットにも書いてありましたが、伸びが良く、少量でもしっかり色がつく印象でした。ワンコートオンリーはまさに品名通りで、重ね塗りしなくて十分と思います。

ところで。 一般の人が、木の種類を思うとき、何となく色でイメージしていないでしょうか?
杉はなんとなく黒っぽい色、パインや松はなんとなく明るく黄色っぽい、など。

それは、塗装メーカーが、各色に番号の代わりに木の名前をあてがったことと一致します。
実は、杉は上の写真のように素地は源平で入ってくることが多く、米松などはうっすら赤味を帯びたものが納品されてきます。
一般人の木に持つ色のイメージは、実は塗装メーカーの影響を受けている?とか、素材の特徴を色で覚えてしまうということはそれだけ「色」は大事な感覚なんだろうな、などと思いつつの作業でした。
(白崎泰弘)

by seeds-archi | 2017-10-20 23:38 | Diary | Comments(0)

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